シーポート代表インタビュー「自分が楽しいと思うものにチャレンジしてほしい」

シーポート代表インタビュー「自分が楽しいと思うものにチャレンジしてほしい」

高級ブランドの店舗から大規模テーマパークまで幅広い規模の仕事を手掛けるシーポート株式会社。代表の大久保さんは、仕事は「楽しいかどうか」で選ぶべきと語ります。18歳で職人になり、わずか10年ほどで、自分の会社を持つまでに駆け上がった大久保さん。「人生は楽しんでなんぼ」という思いを胸に、自分自身が楽しむのはもちろん、一緒に仕事をする仲間たちにも人生を楽しんでもらいたいと考え、仕事もプライベートも全力で応援をしているそうです。どうしてそこまで楽しいことにこだわるのか話を聞いてみました!

大久保 悠佑(おおくぼ ゆうすけ)
内装工事の職人経験を積み、施工管理へ転身。職人時代のの実践的な知識と経験を活かし、数々の現場で施工管理として優れた成果を上げてきた。同時に、自らの専門性を高めるために積極的に資格取得に励み、「二級建築士・一級建築施工管理技士補」「二級建築施工管理技士」「JACCA天井耐震診断士」を取得。これらの経験を基盤に、現在はシーポート株式会社の代表を務める。

―― はじめに大久保さんの会社について教えてもらえますか?

うちは内装工事業を営んでます。管理部門の社員3人と現場の職人さん3人に僕を入れて合計7人という少人数でやってます。

―― 具体的には、どんなお仕事をしてるんですか?

主に、商業施設の天井や壁の工事をしてます。施設の規模感は、店舗ひとつから大きなテーマパークまでけっこう幅広くやってます。

―― 他の業者さんとも一緒に仕事をするんですね!

そうですね。例えば、店舗ひとつだけならうちのメンバーだけでやっちゃいますけど、ホテルとか空港とか市役所とか規模が大きくなってくると、色んな業者に声がかかって、分担しながら作っていく感じですね。

―― 他の業者さんとはどんな感じの雰囲気なんですか?怖い業者さんとかいますか?

一緒に仕事をするといっても、同じ作業をするわけじゃなくて、それぞれ専門分野で仕事をするので、実はあまり別の業者さんと話したりはしないんです。だから、うちはうちって感じで、他に気をつかう必要はないんです。だから、怖そうな人がいても全然平気ですよ(笑)

―― 大久保さんの会社は業界でも珍しい女性比率が高い会社って聞いたんですけど、いま何人ぐらい女性がいるんですか?

いま、社員が5人で、うち2人が20代の女性です。現場の職人さんも3人中1人は女性です。なので、いつものメンバーをあわせると、8人中3人が女性ですね。

―― 女性の職人さんもいるんですね!力仕事は大変じゃないですか?

職人って聞くと、汗だくになって力仕事をしている人をイメージするかもですが、実際のところそんなことはないんです。工事現場ではなく内装を仕上げる作業なので、それほど重労働ばかりじゃないんですよ。重たいものがあったなら、一人じゃなくて二人で運んだり、みんなで協力すれば大変じゃないですしね。

―― そうなんですね!でも、女性が半分もいるって珍しいですよね?

そうですね。他の業者さんからは、「雰囲気いいよね」ってよく言われます(笑)。

―― 怖い職人さんもいないし?

いませんよ(笑)
よくみなさんがイメージするような “昭和のオヤジ” みたいな、大きい声でどなったり、当たり散らすような人はいませんね。そもそも昭和生まれがいないので(笑)

―― なるほど。仕事上の指導はどうされてるんですか?

僕から指導することはほぼないです。なので、職人として入ってくる新人には、いつものメンバーの職人に指導をお願いすることになります。僕は挨拶をしっかりすることと安全を心がけることぐらいしか言いません。仕事の細かい部分は、気の合う先輩を見つけて、その人に聞きながら楽しんでやってもらえばいいかなと思ってます。

―― そんなゆるい感じなんですか!?もっとガンガン怒られながら覚えるものかと思いました。

怒られながら仕事しても楽しくないじゃないですか。うちは、「人生を楽しむこと」が最優先の会社なので。

―― でも、最初のうちはミスしたりしちゃいますよね?そういう時はどうするんですか?

「ドンマイ!次がんばろうぜ!」これで終わりですね。

―― ええっ!それだけですか!?

新人が失敗するのは当たり前なので、どんどんチャレンジして失敗すればいいと思います。何かあったら、僕が責任を取るので、やりたい放題やってもらいたいですね(笑)

―― やりたい放題ですか!?それで大丈夫なんですか?

もちろんです。僕は、若者がやりたいことは仕事も遊びも全部応援するって決めてるんで。自分の人生を楽しむきっかけをうちで手に入れてくれたら嬉しいなって思ってるんです。

―― どうしてそう考えるようになったんですか?

僕自身が「楽しいと思えること」で選択してきたからですかね。楽しいのが一番ですよ。

―― 大久保さん、たくさん資格も持ってるし、けっこう辛い努力もしたんじゃないですか?

自分ではあんまり努力って思ってないんですよね。勉強は好きじゃないですけど、18歳で仕事を始めてから、できることがどんどん増えていくのが本当に楽しくて。だから、資格もやりたいことをやるために取っただけなので、そんなにめちゃくちゃきつい思いをしたとは思ってないんですよね。

―― 起業したのも同じ理由ですか?

同じです。楽しいことを仲間と一緒にしたいと思ったので、会社を作りました。だから、うちに来る人には、みんな人生を楽しんでもらいたいんですよね。それが会社を作った理由なので。うちの会社を使って色んなチャレンジをしてもらいたいですね。

―― なるほど。そんな大久保さんの会社に、高校生が職場体験に来たら、どんなことを体験できますか?

うちの会社には、仕事の予算や工程を調整する「管理部門」と実際に工事をする「現場」があります。なので、その両方を見てもらいます。その時は、「できる・できない」ではなく、「楽しそうか」という視点で見てもらいたいです。そこが一番重要なので。

―― でも、難しい仕事もありますよね?

ぶっちゃけ、やる気があれば誰でもできる仕事ばかりですよ(笑)
そのぶん、自分次第で色んなことができちゃう面白さがあるんです。大きな予算の仕事がしたかったら、営業に行ってもらってもかまいませんし、現場で試してみたいことがあったら、遠慮なく僕に思いをぶつけてもらいたいです。絶対に否定はしないので。

―― 何か働くうえでの注意点はありますか?

特にないですね。髪型もなんでもOKです。金髪にピアスでも問題ないです。

―― 髪がピンクとか青でも?

全然OKです!実際いますしね(笑)
安全にだけ気をつけてくれれば、ただそれだけです。

―― 最後に大久保さんから、高校生に向けてメッセージをお願いします。

若いうちはなんでもできるので、とにかく人生を楽しんでください。仕事に関しては、自分が楽しいと思うものを選んでください。それが、もし、うちだったのなら、あなたの人生が楽しくなるのを全力で応援します!
ぜひ、気軽に職場見学に来てください!お待ちしてます!!

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